小樽切子とは
まず、「切子」とは色ガラスを被せたグラス等の表面をダイヤモンドの刃でカットし、模様を刻んでいくガラス工芸です。日本国内では江戸切子と薩摩切子が代表的ですが、クリアなガラスに色ガラスを被せた物が一般的です。
一方、「小樽切子」はそれらと違い、色ガラスの上に色ガラスを被せ、そこに文様を刻んでいきます。これによって多くの色の組み合わせを楽しむことが出来、独創性に富んだカットを刻むことで、今までにはない新しいガラスを表現しています。また弊社では新しい試みとして、硬質ガラスやクリスタルガラスに切子を刻むなどのガラスの可能性を追求し、小樽の風土に似合う独自の製品開発を行っています。 |
硬質・クリスタル素材
硬質ガラスは他のガラスに比べ硬度が高く、熱に強い特性があります。それ故に切子加工が非常に難しく、硬質ガラスの切子商品はほとんど世に出回っておりません。しかし、弊社では熱に強い硬質ガラスを他のガラス素材と同様に、様々な色合いで切子加工を施しております。
一方、クリスタルガラスも国内で製造している工場は年々少なくなってきています。海外製品の多いクリスタル素材の商品も、国産にこだわり弊社で製造しております。それもまた、色と色の組み合わせにこだわり、今までにはない新しいガラスの可能性を追求し続けています。 |
小樽切子へのこだわり
- 弊社のノウハウを駆使した色味と文様により、他にはないガラスを表現していきます。
- 小樽切子は、旧来より切子の最終工程である磨き作業を熱処理で行なうことで、ガラスの表面の鋭角を取り除き、カット面を丈夫で傷つきにくくし、永く愛用して頂けるよう考えております。
- 切子作業時に発生する廃液を遠心分離処理後に、沈殿・濾過装置などで固形化し産業廃棄物として処理しています。廃水・雨水は作業用水として社内で濾過・再利用をしているため環境面にも配慮しております。
- 独自の温度管理により、ガラスの歪が発生しにくく、安心してお使いいただける商品作りをしております。